最後のディズニープリンセス

インターネットのうわさによると、一番最後のディズニープリンセスは全てをさらさらなものにするそうです

素粒子 地図と領土 

素粒子』: 面白かった。フランスとはこのように全てが終わりへと向かっている国なんだなと思うとかわいそうに思った。とにかくこのブリュノとかいうヤバすぎるおじさんを生み出せるのだからウェルベックはすごい。あと、自分の名前で天才を作るのはどうなんだ? おちんぽの詩があり、よく分からない哲学的な議論があり、散発的に鋭い指摘があり、人間の世界がある。そう。人間の世界がある。この部分はマジで正しすぎて本当にすごかった。また、ブリュノが途中で行くセックスし放題の島的なところがあるが、あそこも本当に感動した。優しさと愛情とセックス。最高すぎる。ところで、文中で、思考は空間を占めないと書かれているのだが、思考とは脳細胞のことであり、その点で思考とは空間を占めていないか? と思った。

 

『地図と領土』: 面白かった。が、恐らく俺は何も理解できていないままこの本を読み終えている。まぁいつものことだ。つばめの家を作るというのは本当に胸熱展開でやばかった。あとウェルベックに出てくる男たちはみんなセックスが下手くそというか、美人とヤれるんだから、ヤレるもんはヤっとけよと思う。

 

LAヴァイスがむずすぎて全然進まん。読み終えたら競売ナンバー49を読むと思う。